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まずシステムに関わる人々について整理したいと思います。
システムに関わる人々を大きく分けると以下の5つに分類されます。
3、4については自社内でまかなっている場合もあれば他の会社へアウトソーシングしている場合もあります。
また3、4については 同じ技術者が両方の業務を兼任している場合も多いのではないでしょうか。
さて運用と保守の違いですが結論から言うと厳密な定義や違いといったものはないかと思います。
ただ言えることは運用・保守と言われていることの大半は想定の範囲外の事象に対して行われているといったことではないでしょうか。 (ここでいう想定の範囲外とはシステム上で稼働する業務以外のことです。)
システムを業務利用するにあたってユーザはサーバのハードディスクの故障など想定しません。
したがって業務上、想定されない事象に対して あらかじめ、または事後に対応していくことがシステムの運用であり保守であると言えます。
時として設計や開発・構築ばかりに目が行きがちですが運用・保守が軽視されたシステムは様々な人を不幸に陥れます。
特に社内SEや情報システム部門の方はユーザと技術者の板挟みになり、高度なストレスに悩まされることになります。
システムをアウトソーシングしている場合には会社をまたいでの利害関係も発生して調整事に多くの時間を費やすことになります。
上の例ではサーバのハードディスク故障をあげましたが(今時、ハードディスク故障でシステムが止まることもないかと思いますが) 想定されていない事象に対しては常に「責任の所在をどうするか?」「誰がどう対応するか?」といった問題が発生します。
そういった意味では運用・保守をアウトソーシングするのは「誰がどう対応するか?」といった問題に対しては直接的な解答であるとも言えます。
従来の社内SEや情報システム部門というのはユーザの御用聞きであることが求められていました。
そのことによってシステム的な運用・保守での観点、 すなわち運用・保守上、想定しなければならない事柄が抜け落ちてしまう、もしくは運用・保守に大きな負担がかかってしまうといった事が発生していました。
また御用聞き目線であるとシステム自体がミクロ的になり、実際に経営者が望んでいたものとはまったく違ったシステムになり、その後の対応に追われるなど。
しかし、これからの社内SEや情報システム部門はこれらの問題を解決する為に御用を聞く立場から、経営者の要件をトップダウンで落とし込んでいく伝道者的な役割が必要になってきます。
なぜなら経営者から見ればシステム自体は手段にしか過ぎず、データこそが真に価値あるものだからです。
いかがでしたでしょうか? システムを使うユーザ目線ではなく、データ目線で考えてみると、また違ったあるべき運用・保守の姿が見えてくるかも知れません。